ヤマハ SR400

幼児に「オートバイの絵を書いて」と言うと、きっとこんな形になるはず。そんなバイクがSR400です。シンプルかつトラディショナルな単気筒モデル、SRの誕生は1978年。すでに30年以上もの年月を経ているにもかかわらず、そのスタイルはほとんど変わっていません。まさに変わらない魅力を味わえる、希有なロングセラーモデルと言えます。

 

その魅力とはまず、単気筒ならではのシンプルな作り。さらにスリムな車体が生み出す、軽快な走りではないでしょうか。エンジンスタートは、キックのみ。初心者は面倒だな、と思うかも知れませんが、慣れてしまえばこれもSRならではの個性。もちろん、絶対的なパワーは最新のスポーツバイクにはかないませんが、スタートから感じ取れる分厚いトルク感、トコトコ感は、SRでしか得られない大きな魅力のひとつです。ゆったりと走るのがSRらしいですが、100km/h程度の巡航は可能ですから、ちょっとしたツーリングなら不満なくこなせるはず。ともかく、オートバイの原点ともいえる走りを、いま新車で味わえるのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

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